手作り本棚

メインの寝室に新しいベッド・サイド・テーブルを置くことにしたら、それまで使っていた本棚が邪魔になってしまいました。でも本は寝る前に読む習慣があるので、ベッドから手の届くところにおいておきたい、という願いをかなえてくれたのが、この手作り本棚です。

最初にあった本棚をなくしたところ - 本が平積みになってます

まずは、最初にあった本棚をとっぱらって、新しいサイドテーブルを置きました。ごらんの通り、本が平積みされて、どこにしまおうかと困った状態。テーブルそのものは、以前のものより大きくて使い心地もよく、ゴキゲンだったのですけれど、本の処理が性急課題となりました。結局半分は別の部屋に泣く泣く(?)移動してもらうこととなり、厳選された本を収納するためにテーブルの上のスペースを利用して棚をくっつけようということになりました。

できあいの棚を買ってきてつけるだけなら簡単なのですが、これが結構高い。小さなやつでちょっと目に悪くないのは50ドルくらいするということが判明したとき、連れ合いは「よし、自分で作る。」と言い出しました。あーあ。こういうのをやりたがるのはわかっていたんですけどね。作り出すと作り終わるまで片付かないんですよー。でも、まあ、嬉々として木材を買いに行く連れ合いを見て、好きなんだからいいか、とあきらめる私。

木材を購入し、寸法を測った後はのこぎりでぎーこらぎーこら切ります。そして、組み立てた後やすりをかけ、ニスを塗ってできあがり。写真は、やすりをかけたいくつかの棚です。やすりかけは子供たちも手伝いました。(邪魔したに近いかもしれませんが。)のこぎり・やすりの過程はガレージでやってくれましたが、ニスの段階は空き部屋を使っての作業となり、ニスの臭いが家中に充満して大変でした。まだ寒い時期だったので、外ではなかなか乾かないというのが連れ合いの理由ですが、テレビを見ながらやりたかったというのが本音じゃないかと…。

ガレージでやすりをかけられた棚
棚をとりつけたところ

ようやくできあがった棚は、いい具合の色合いでサイドテーブルともよく合っています。材料費はできあいのものを買うのとくらべて10分の1くらい。手間がかかりましたが、手作りのものはなかなか味があります。

今この本棚に並んでいるのは、トールキンの著書が半数を占めています。左下のものがそうですが、中でもお気に入りは、黒い箱に入った The Hobbit とアラン・リーの挿絵の入ったハードカバーの The Lord of the Rings 全三巻です。最近になって The History of Middle Earth - Lost Tales Part II も仲間入りしました。

現在のお気に入り本たち