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カーテン+ペルメット作成 ~長女の寝室編~

もともと使いづらかった長女の寝室のブラインドがだいぶ古くなったので、カーテンを作ってあげることになりました。

雨戸のないオーストラリアは、夜カーテンを引いて寝るのですが、長女の部屋には、レースのカーテンと光を遮るためのロールスクリーン・ブラインドがついていました。これは、開けるとするするするっと窓枠のてっぺんまであがってしまうので、背の低い長女は閉めるときに自分で閉められないという問題がありました。さらに、このブラインドが古くなってきてなかなか開け閉めがしづらくなってしまったのです。

カーテンを付け替える前の寝室の窓

オーストラリアで家を買う時、新築でない限り、カーテン、カーペット、調理器具は家といっしょに前の所有者から譲り受けることになっています。長女の寝室のブラインドとレースカーテンも御多分に漏れず、家を買ったときにつけてあったものでした。左の写真がそのレースカーテンとブラインドを閉めた様子です。すごく散らかっているのは、いつものことで、こんなんじゃきれいなカーテン作ってやっても宝の持ち腐れじゃあないの、と思ったりもするのですが。

連れ合いは、カーテン作るならペルメットも作る、というような人なので、当然ペルメットも作ることになりました。ペルメットというのは、ウェブで検索したところ、カーテン用語集に「カーテンの上部に取り付け、装飾性だけでなく、光を遮ったり、省エネルギー効果を高める機能としても使用するもの。<参考>しん(芯)板を入れてボックス状にしたハードなものと、布だけ作る方法がある。」と出ていました。カーテンの上に取り付ける箱みたいなもので、これで熱がカーテンの外に漏れないようにするものです。効果絶大なのですが、注文するとかなり値が張るので、つけてない家も多くあります。

カーテン作りのスタートは、生地を何メートル購入するか、というところから始まります。どのくらいボリュームを持たせるかで”ドロップ”の数を決めます。全然ボリュームのないのだと、窓の高さX幅の生地があれば窓は覆えるわけですが、これでは、カーテンではなくただ布を張っただけになるので、普通は幅を2倍にするなどしてボリュームを持たせます。生地は一般的なもので幅1.5メートルですから、窓の幅+ボリューム分÷1.5でドロップの数が決まります。今回の場合4ドロップ(全幅6メートル)で作りました。

大変なのは、どの生地を使うかを決める段階です。前回カーテンを作ったときは、なかなか生地が決まらず、辟易したものですが、今回は長女の寝室なので、長女に選んでもらうことになりました。しかし、長い間に飽きが来ない、しかも見た目にいいもの、というのは難しいものです。幸い、生地を買ったお店の店員さんがとても親切にあれこれアドヴァイスしてくれ、無難なところで、青と白のチェックの柄に決まりました。ペルメット用の生地もいろいろ持ってきてくれましたし、カーテンを結んでおくちょっとした小物も長女の気に入るようなものがいくつもあって、さすが大手の生地店だと思いました。生地代は、裏張りのものと合わせて400ドル(3万2千円)近くになりました。

生地を購入したら早速カーテン作りです。カーテン生地をほしい幅のぶんだけ全部縫い合わせた後で、レールにひっかけるために特別なテープを縫い付けます。このテープさえあれば、難しいギャザーをつくったりせずに簡単にカーテンができてしまうのです。特大雑巾を縫うようなものです。テープを縫い付けた後でとりつけてある紐をひっぱってゆけばできあがりです。このやりかたでは、カーテンの上はしの見た目がそれほど綺麗じゃないので、ペルメットなどで隠すのならいいのですが、むき出しになってしまう場合はでちょっとおすすめできないかもしれません。右写真には、できあがったペルメットも写っています。

新しいカーテンとペルメット
内側のカーテンをあけたところ

レースカーテンの代わりに薄いカーテンも昼間用につけました。これも生地屋のお姉さんのお勧めで長女が決めたものです。これまで、昼間は内側のカーテンを開け、レースカーテンは外から見られないように閉めておく、という固定観念があったのですが、使ってみて結構こういう「色物」もいいなぁと思っているところです。この薄いカーテン、使っている糸が光を反射するので、外から部屋の中が見えにくくなってます。

次は自分たちの寝室のカーテン+ペルメットを作るわけですが、どんな柄にするかもめるんじゃないかと、心配です。