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2006年読書日記

あいかわらず、ファンタジーが中心の読書傾向ですが、今年は家にある本で読んでいないやつを読む、というのがひとつの目標なので、連れ合いの趣味で買った本などや、プレゼントに貰った本などが登場する予定です。

2006年11月23日

Book Three of the Malloreon: Demon Lord of Karanda David Eddings 著 読み終えました。感想は読んだのページに書いています。

3ヶ月ほど中断していた Eragon Christopher Paolini 著 を読み進めています。この作家さんは、若いながらしっかりとした文章を書いていて、驚かされます。話の内容はある意味よくあるファンタジーという気もしないでもないんですが、傍目に恵まれない境遇にある主人公がかなりさばさばした大人びた性格なのに好感が持てます。

2006年11月9日

しばらく更新を怠っていました。本は一応読むことは読んでいたんですが…。 Book Two of the Malloreon: King of the Murgos David Eddings 著 を読み終え、 Book Three of the Malloreon: Demon Lord of Karanda David Eddings 著 も終わりに近づいてきました。 King of the Murgos の感想は読んだのページに書いています。

2006年9月6日

先に読んでいた Lord Foul's Bane Stephen Donaldson 著 ですが、7章までやってきたところで、図書館に予約していた Book One of the Malloreon: Guardians of the West David Eddings 著 の順番がまわってきてしまい、次の人が予約しているので、延長できないことがわかっていたので、こちらを読み始めることになりました。そうしたら、なんと、それまで誰も予約していなかった Lord Foul's Bane をご丁寧にも予約してくれた人がいて、泣く泣く返却する羽目に。 Guardians of the West は読み終わりましたが、2冊の本の内容が交差しているような、変な気分です。 Guardians of the West の感想は読んだのページに書きました。

2006年8月17日

先日読み始めたばかりの Lord Foul's Bane Stephen Donaldson 著 ですが、7章までやってきました。コブナントは既にThe Landと呼ばれる異世界へ入り込んで旅をしていますが、自分は夢を見ているのだと言い聞かせています。The Landの傷を癒す泥や生気を養う水によって手足の感覚が戻ってくるのですが、ライ病の自分に手足の感覚が戻ることはあり得ない、したがってこれは夢だということになります。妻に逃げられたコブナントの性的欲求の描写などは、自分には共感できないところがあるのですが、The Landの描写や仕組みにはとても惹かれるものがあります。

2006年8月13日

子供たちの冬休みや風邪、家の改装などで読書がしばらく滞ってました。しばらく前になりますが、連れ合いが去年のクリスマスに義妹からもらった本を読んで、とってもおもしろいから読め読めとしきりにすすめていました。そこで、私も冬休み旅行に行っている間に読み始め、今それが半分まで来ています。 Brick Lane Monica Ali 著 というのですが、18歳でバングラディッシュからイギリスのバングラディッシュ人のところに嫁に来た女性が主人公の話で、2003年のThe Man Booker Prizeにノミネートされた作品です。現在この本の映画化が進行中だとか。Brick Laneというのは、ロンドンの東にある移民がたくさん住む別名「Bangla-City」のあたりのことを言いますが、この物語はそこを舞台にしています。去年のイギリス旅行でそのあたりも訪ねたので、思い出しながら読み進めました。

しかし、先日図書館に予約していた本の順番が回ってきてしまい、 Brick Lane はしばらくお休みとなり、 Lord Foul's Bane Stephen Donaldson 著 を読み始めました。この本は日本人のファンタジー・SFが好きというお友達が紹介してくれた本です。信ぜざる者コブナントというシリーズの第一作です。まだ初めのほうしか読んでいないのですが、主人公はライ病を患っていて、世間から隔離されている作家です。この作家が別世界に引き込まれ、そこで伝説の救世主として崇められるという話のようです。出だしはなかなかヘビーで、主人公のコブナントがライ病だと診断され、妻から離縁され、町の住人からも疎まれ、やるせない怒りをかかえている状況が描かれています。

子供たちへの Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 の読み聞かせは、ちょうどクリスマスの舞踏会が終わったところです。

2006年6月26日

Wolf Brother Michelle Paver 著 を読了しました。感想は、読んだに書いています。それ以前に読み始めていた Eragon Christopher Paolini 著 に戻りました。Wolf Brother は印刷された字も大きく、さっさと読めたのですが、Eragonは字が小さい上にページ数も多いので、なかなか先に進んでいないような気がします。まださわりの部分のような感じなので、Eragonの世界に浸れるようになるまでは、もう少し時間がかかりそうです。

子供たちへの Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 の読み聞かせは、はトライウィザードトーナメントの第一のタスクが終わったところです。 Harry Potter and the Order of Phoenix J.K. Rowling 著 のオーディオ・ブックもいよいよハリーたちが学校を抜け出して魔法省へと向かうところにさしかかっています。

2006年6月13日

Gifts Ursula Le Guin 著 を読了しました。感想は、読んだに書いていますが、アースシー・シリーズほど感動はしなかったです。読んでいる間に日本のオンライン書店から小包が届いて、これを中断して日本からの本を読んでしまったのもいけなかったかもしれません。日本から届いたのは、 「魔性の子」 小野不由美著 と、漫画 「イティハーサ」 小野不由美著 ですが、どちらも一気読みしてしまいました。感想はどちらも読んだに書きましたが、イティハーサのほうはもう一度ゆっくり読みたいです。

以前衝動買いしてまだ手をつけていなかった Eragon Christopher Paolini 著 を読み始めました。ずいぶんと若い作家さんで、この本の出版時には20歳だったそうです。この本は続編もあるのですが、近々映画化されるとか。あんまり何でもさっさと映画化して欲しくないんですが…。

子供たちへの Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 読み聞かせ続行中です。 Harry Potter and the Order of Phoenix J.K. Rowling 著 のオーディオ・ブックも半分以上きました。

2006年5月22日

ダヴィンチ・コードの映画を観にいってきました。本は去年読みましたが、(感想はこちら)新しい情報が次々と提供される話を映画にするのは、かなり無理があったんじゃないかな、というのが正直な感想です。これは、本を読んでない人にはわからないだろうな、と思います。映画の中で、まぁまぁだと思ったのは、アルビノのシラスの苦悩がよく描かれていたことでしょうか。後は、有名な建造物の映像(去年ロンドンで行ったテンプル教会が出てきたときは、「私もあそこを歩いたよ!」と単純に嬉しくなってしまったり。)と、ダヴィンチの「最後の晩餐」の解説部分ぐらいです。原作がベスト・セラーになるほどおもしろいとも思わなかったので、それより劣る映画は期待されているほど興行成績があがらないのじゃないかと思ったりしています。

Gifts Ursula Le Guin 著 継続読書中です。

子供たちには Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 続行中です。このところ家事をしながら、 Harry Potter and the Order of Phoenix J.K. Rowling 著 のオーディオ・ブックを聞いています。この作品はまだ一度しか読んだことがなく、それも3年近く前に読んだので、新たな発見や忘れてしまっていたことなどがあって、とっても面白いです。

2006年5月11日

To Kill a Mocking Bird Harper Lee 著 読み終わりました。とっても考えさせられました。感想は「読んだ」に書きましたが、人種差別の話は話でしたが、それだけではないと思いました。

長女が図書館で見つけた Gifts Ursula Le Guin 著 をこれから読もうと思っています。ル・グィンの最新作のようです。

子供たちには Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 続行中です。ここのところ、いろいろあってあんまり進んでません。

2006年4月21日

The Other Wind Ursula Kroeber Le Guin 著 読み終わりました。よかったです。感想は「読んだ」に書きましたが、久しぶりのアースシーは本当に爽やかでした。続けて図書館から順番のまわってきた To Kill a Mocking Bird Harper Lee 著 を読み始めました。人種差別の話のようです。

子供たちには Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 続行中です。

2006年4月10日

The Other Wind Ursula Kroeber Le Guin 著 読み始めました。ゲド戦記の5巻目です。大昔に最初の3巻を読んで、それで終わりだと思っていたら、いつの間にか4巻目が出ていました。それをまとめてペーパーバック一冊になったやつを持っているんですが、其の後で5巻目が出ていたというわけです。この5巻目の存在はずっと前から気になっていたのですが、ジブリがゲド戦記をアニメ化するというので、ようやく図書館に予約したというわけです。懐かしいアース・シーの地図を眺めながら、25年前に初めて邦訳でゲド戦記を読んだときのことを思い出したりしています。

3月25日は Tolkien Reading Dayでしたが、それにあわせて昔の「ロード・オブ・ザ・リング」公式ウェブサイトの掲示板で知り合ったお友達何人かと示し合わせて、シルマリルの「べレンとルシエンのこと」の項目を読みました。いや、いっぱい忘れてました。同時に先日連れ合いに買ってもらった The Lord of the Rings: A Reader's Companion Wayne G. Hammond, Christina Scull 共著 をべレンとルシエンに関する項目だけ拾い読みしました。こういう読み方もおもしろくていいです。その勢いで、 The History of Middle Earth Volume2: The Book of Lost Tales - Part Two J.R.R. Tolkien 著 Christopher Tolkien 編 の最初ティヌヴィエルに関する章も読みました。この章には、猫一族が悪者として登場してきます。そういえば、「指輪物語」には猫は出てきませんね。

子供たちには Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 続行中です。そうこうしているうちに次女が自力でハリポタ一巻目を読み始めました。長女は長女で3回目になるハリポタ六巻目を読んでいるし。それでもって、先日ハリポタ4の映画のDVDまで買ってしまいました。

Guardians of the West David Eddings 著 を図書館に購入希望を出したところ、どうやら購入決定になり、現在購入リストに載っている、と連絡が来ました。他にも希望を出していた人がいたらしく、予約の順番は2番目になってます。楽しみです。

2006年3月19日

Enchanters' End Game David Eddings 著 読了しました。一つのシリーズを読み終えるときは、いろんなエピソードがそれぞれの終わりを迎えるので、後半は最後のページまで一気に読むということになってしまいます。次のシリーズも読みたいのに、図書館に1巻が置いてない!購入希望を出したのですが、聞いてもらえるのかどうかもわかりません。希望が通ったとして、実際に購入されるのはいつでしょうか?

3月25日は Tolkien Reading Dayということで、それにあわせて少しトールキンのお話を読んでみようと思っています。

子供たちには Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 まだまだ読み聞かせ中です。ちょうどトライウィザード・トーナメント開催が学校で告知されたところにきました。本当にゆっくりペースです。

2006年3月5日

図書館で予約した本を待っている間に読み始めた Thank you, Jeeves P.G. Wodehouse 著 は、お金持ちのイギリス人がだいぶ間抜けなことをしでかして、使用人のジーヴスにあれこれ助けられるというものです。しかし、丁度おもしろいところに差し掛かったところで予約した本の順番が来てしまいました。続きはしばらくおあずけとなりました。予約していたのは、 Enchanters' End Game David Eddings 著 で、ベルガリアード物語の最終巻です。先週はいろいろなところで「待たされる」ことが多かったので、既に半分以上読んでしまいました。このまま一気に終わりまで読んでしまいそうな勢いです。ベルガリアード物語の次のシリーズも予約したかったのですが、なんとその1巻が図書館には置いていないことが判明しました。ああーん。中古で買えないか物色中です。図書館で購入してもらうように交渉してみようかな。シリーズの1巻だけないってのは、罪ですよね。

子供たちには Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 まだまだ読み聞かせ中です。

2006年2月14日

Howl's Moving Castle Diana Wynne Jones 著 読了しました。土曜日に返却期限が来てしまい、更新しようとしたのに、順番待ちの人がいるからと更新させてくれなかったので、返却を遅らせて月曜日に読了しました。感想は2006年の読んだに書きました。

予約待ちの本がまだ届かないので、手持ちの本を読み始めることにしました。 Thank you, Jeeves P.G. Wodehouse 著 です。イギリスのユーモアがたっぷり入った本、だそうですが、果たして私に理解できるのでしょうか。

子供たちには Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 読み聞かせ継続中です。

2006年2月4日

Howl's Moving Castle Diana Wynne Jones 著 継続中です。ジブリのアニメとはだいぶ違う話になってきました。ソフィーの妹がかなり重要な登場人物になっているし、ハウルのイメージもアニメとはずいぶん違います。また、これまでのところマイケルとソフィーのふれあいがおもしろく、それに火の悪魔カルシファーが加わっていい感じになっています。この辺のところはアニメでも少し触れられていたかな。

子供たちに読み聞かせていた Harry Potter and the Prisoner of Azkaban J.K. Rowling 著 読了しました。下の二人は映画しか観たことがなく、原作は初めてで、ときどき映画と比較した発言をするのがおもしろかったです。親が思っているよりよく覚えているもんだと感心しました。続けて Harry Potter and the Goblet of Fire J.K. Rowling 著 の読み聞かせに入りました。こちらは、去年の暮れに映画を見たばかりだし、今コンピューターゲームもやっているということもあって、楽しみにしているようです。

2006年1月19日

今年はしょっぱなからオンライン書店に注文していた「十二国記」シリーズの残りが届いたので、一気に読んでしまいました。夢中で読んでしまって、あれだけ待ったのに、実際に楽しんだ(?)時間はあっという間だったような気がします。日本語の本は読み返すのに時間がかからないから、どうせまたすぐ読み返すのだと思うのですが。読んだのは、すてべ小野不由美著で、「華胥(かしょ)の幽夢(ゆめ)」、「風の万里 黎明の空」、「黄昏の岸 暁の天」です。

また、ベルガリアード物語の4作目 Castle of Wizardry David Eddings 著 も読了しました。感想は2006年の読んだに書いています。そのまま最終巻に突入したかったのですが、しばらく図書館からの順番待ちがあったので、その間に図書館から順番が回ってきた Howl's Moving Castle Diana Wynne Jones 著 を読み始めました。これは、ジブリがアニメ化して日本で大変な人気が出た映画の原作です。話の大筋は今までのところそう変わりませんが、全体の雰囲気が違うような気がします。火の悪魔・カルシファーなんて、アニメじゃずいぶん可愛かったですが、原作のはかなり「悪魔」のイメージです。映画の感想は2005年読書日記の9月28日のエントリーに書いてあります。映画を見に行った当日のことはブログのハウルの動く城のエントリーに書いています。